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大人のADHD(ASD)の働き方

大人のADHD(仕事)
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大人のADHD(グレー)は正社員よりも非正規の働き方が向いている?派遣社員の魅力とは?

大人のADHD・ASD(グレー)当事者の私は20才からの約20年間に転職を繰り返し様々な雇用形態で会社勤めしました。

・正社員
・契約社員
・パート
・アルバイト
・派遣社員
・業務委託

なかでも派遣社員として勤務した数は多く、単発、短期、長期と合わせると覚えているだけでも10数社は勤めました。

十数年間働いた結果、ADHD・ASDが会社勤めをするなら非正規(特に派遣)の働き方が合っていると思いました。

その理由は下記の通り

・勤務時間数を短くできる
・残業なし(残業有りの会社もあるが残業続きは疲弊しすぎで自爆する)
・休日出勤は基本なし
・職種を希望できる
・正社員のような異動なし
・短期間の仕事も選べる

派遣社員は勤務先と直接雇用ではないため、正社員のように責任を負う業務を任されることがありません
また、派遣だと業務内容が限られている職種が多いので、自分の得意分野が勤務先の求める能力とマッチすればお互いにWinWinです。派遣なら期間限定の仕事も多々あります。飽きっぽく終わりの見えない仕事を延々と続けることを苦手とするADHDにとっては長く働き続けることが至難の業です。
長期前提で仕事に就いたとしても居心地の悪い職場環境だと苦痛で長く働き続けることができません。

3か月間・半年間といった期間限定の仕事ならゴールが見えているので、期間が決まっているならなんとか擬態化を頑張って乗り切れることもあります。入ってみて自分には合わない雰囲気の職場でも短期ならなんとか頑張れたりします。すぐに辞めたいと思ったときも試用期間があるので派遣元に相談すればやむを得ず早めに辞めさせてもらうこともできます。
ところが、正社員で入ると自分には合わなかったとしてもすぐには辞められず(身内や周りに「もったいない」などと反対される)、更に中途採用ともなれば相談できる人もいなくなるので孤立して会社に行くのが憂鬱になり二次障害を発症しやすくなります。

雇用形態を比較すると、

・正社員…………直接雇用(月給または年俸制)
・契約社員………直接雇用(月給または年俸制)
・パート…………直接雇用(時給)
・アルバイト……直接雇用(時給)
・派遣社員………派遣元からの出向(時給)
・業務委託………フリーランス(出来高制)

直接雇用の場合、多忙な時期は残業過多(なかにはサービス残業)になったり、休日出勤など無理を強いられることがあるためプライベートの時間や自由時間を確保したいADHDにとって耐え難いです。

一方、派遣社員は勤務先との直接雇用ではなく派遣元の会社を通すため、契約外の業務を任されることはないし、残業なく働ける、もし契約時間外の勤務(残業)があるとしても無理強いされられることはなく、本人の許容範囲で残業の可否を決められるので、派遣社員がサービス残業をさせられることは100%ないです。

そういった点では派遣会社を通した方が無理せず働くことができます。

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派遣社員として働くデメリットはある?

派遣社員のメリットをあげてきましたが、派遣社員のデメリットがないのかもあげてみます。

・交通費が出ない(勤務先によっては交通費が出ることもある)
・ボーナスが出ない
・試用期間中や契約更新時に戦力外通告されることがある(即戦力を求められる)
・無期限ではなく契約更新が定期的にある(能力に見合わなければさようなら)

直接雇用の非正規に比べると劣っているようにも見えますが、ボーナスが出ないのは非正規も同じで(出たとしても寸志)、派遣社員はアルバイトやパートに比べて時給が高い会社が多いので、フルタイムで働いた場合には非正規の働き方の中で職種によってはいちばん稼げることもあります。

派遣社員は派遣会社(派遣元)に所属して派遣先(勤務先)に出向する立場なので、長期で勤める場合には社会保険も派遣先ではなく登録した派遣元(派遣会社)の社会保険に入ることになります。

試用期間や契約更新は派遣社員としての宿命です。かつて「派遣切り」という言葉がありましたが、派遣社員は即戦力を求められるため、派遣先の求める能力に見合わなかったり、会社の業績が悪くなると派遣切り(解雇)されるリスクは常にあります。

ただ、試用期間や契約更新はADHD・ASDにとってはメリットに思えるかもしれません。なぜなら、入ってみて合わない仕事内容、耐え難い人間関係などADHD・ASDにとって居心地が悪かった場合、試用期間中に辞めたり、次の契約更新を辞退できるからです。

派遣会社は全国にたくさんありますが、ある程度名の知れた派遣会社に少なくとも4~5社は登録しておくと仕事選びの幅が広がります。派遣会社によって得意とする業種が偏ったり、紹介される職種も様々なので、自分の希望する求人がどの派遣会社に多いのか比較検討できるので複数登録がオススメです。